2017年9月21日木曜日

ちょっと残念な秋祭り(なんもく村・磐戸地区)


夕暮れ時の薄墨色があたりをのみ込みはじめる時刻。

間口一間ほどの夜店が道の向こうまでズラリと並び、とっつきには竹柵にずらりと並ぶ時代のヒーロー、あこがれのキャラクターたちのお面売り。

それぞれの店先には裸電球が眩いほどの光をまき散らし、浮足立つような高揚感と汗ばんだこぶしに握られているこの日だけの特別なお小遣い・・・。


りんご飴(webから拝借)

お祭り、縁日、盆踊り。
切っても切れない香具師の露店。



過日、9月9日(土)
秋の磐戸神社例大祭、通称″磐戸まつり”も無事に終わり、ここなんもく村にも本格的な秋がやって来たことになります。

お祭り本番に向けて、夏休み中から繰り返されてきた子供たちのお囃子練習の晴れ舞台でもあるのです。と同時に、子供たちにとっては数少ない、日ごとに早くなる秋の夕暮れ時に『早く帰りなさいっ!』という母親の声を心配せずにはしゃぐことができる特別な日でもあります。



お囃子演奏と山車の曳き回しもさることながら、子供たちにとって大きな楽しみの一つは、磐戸まつりの当日、駐在所前の広場にやってくる香具師の張る露店を覗き込み、握りしめたお小遣いで思い思いの露店をめぐるところにあるようです。

そりゃそうですよね!

小さな秋祭りには例年、香具師の張る4~5店の露店が立ち、「からあげ」「かたぬき」「かき氷」「落書きせんべい」などなど、柴又・帝釈天の参道付近に立ち並ぶ露店の規模からみれば可愛いほどの小規模ではありますが、それでも山間の小さな村の子供たちにとってはウキウキする出来事なのです。

夕闇に浮かぶ子供山車


今年も例年通り、いつもの香具師に出店の依頼を事前に行い、当日は時間になればトラックでやってきて露店を組み上げ子供たちを楽しませてくれるものと思っていたのですが・・・。



当日になって連絡があったのか、いつもの香具師の露天商はどうやらドタキャンを噛ませてきたらしく、もっと大きな規模のイベント会場への出店を優先し、事前にお願いしてあったこちらの秋祭りには姿を見せることがありませんでした。



いつもなら、曳き回しと曳き回しの間の休憩時間に、子供たちがうろつきまわっているはずの駐在所前の広場には、派手なテントの露店の姿はなく、何とも寂しい磐戸神社周辺の様子。

小さなお祭りが故、大した売り上げが見込めないのはわかる気がしますが、約束を反故にする姿勢にはなんともやりきれない思いがするもの。

お小遣いを握りしめ、露店の間をうろつきまわる楽しみを子供たちが体験できなかったことに、なんとも申し訳ないような気持にさせられます。



こんなことならばいっそのこと、香具師の露店をあてにせず、替わってお祭りを盛り上げ、子供たちやお祭りに誘われて脚を運んでくれたたくさんの人たちが楽しんでもらえるような素人露店を何店か企画してもよいのかもしれません。

小さな小さな秋祭りですが、開催する側の人間も、参加してくれた子供たちやたくさんの観客の人たちも、みんながひとときを楽しめるような、そんなお祭りになれるとよいのです。

10 件のコメント:

  1. 煤けた皿9/28/2017

    かたじ屋殿

    遠い子供の頃を思い出します。
    あの頃の時がそのまま止まったような・・・和む写真でありますよ。
    また白黒というのがイイなぁ〜(^^)

    ドタキャン、一言ぐらいあってもいいのにね・・・。
    露店を覗き回るのって幾つになってもワクワクするものがありますよ。

    ・・・すいませんここで失礼します。
    続ける言葉がみつりません。
    お話の思いをつたなく察していると、続ける言葉が軽口になるようで。

    決して文字を忘れた訳ではないカッパかな。






    返信削除
    返信
    1. かっぱどの

      早朝よりコメントありがとうございます。
      わたしも、遠い昔の賑やかなりしお祭りの風景をときどき思い出します。

      町全体が浮足立つような空気に包まれていたものです。

      削除
  2. 磐戸秋祭りと掛けまして、井上うどん店さんの鍋焼きうどん解きます。その心は、素晴らしい山車(出汁)に心を打たれます。

    返信削除
    返信
    1. 時間を掛けたわりに大したことないなぁ・・・。ま、こんなもんか。。。

      削除
  3. (今回に限りましては、『公開』として頂けるものと想定の上、平素から『続・なんもく村びれっじぴーぷる』をご愛読頂いております名も知らぬ皆様方に対しまして一方的に綴らせて頂きました)

    第一章 9月11日
    この日、『態度のデカい教育実習生』と題する心温まる素晴らしい文面によって、『続・なんもく村びれっじぴーぷる』が更新されました。
    師匠の師匠による皆様方のためのブログ更新を待ち侘びておりました小生(弟子)は、一読するまでもなく、にやけ、一読後、再び、にやけ、そして
    「南牧小学校の美人教育実習生の名は」と掛けまして
    「グーグー」と解きます。
    その心は、「《あいこ》でしょ〜」
    という、壮大かつ気品のある謎かけを、はたまた、にやけながら入力致しました。
    本謎かけの性質上、あいこ先生について、敬称を略させて頂かざるを得ない状況に、恐れ、おののき、かしこまりながらも、やはり、にやけ、映画「君の名は」を織り込まさせて頂きつつ、中盤に擬音を用いたことにより、これをお読みになられるであろう師匠が眉根をお寄せになられるご醜態を想像し、当然ながら、にやけ、平素のように、送信させて頂きました。
    いや、正確には、にやけながら、送信させて頂いたつもりでおりました。

    第二章 9月11日から9月21日
    人類史上、指折りの完成度となった謎かけが送信済みとなっているものと思い込んでおりました小生(弟子)は、師匠からの返信がいっこうになされない日々に悶々としながらも、なぜか、にやけ
    「ついに師匠を超えてしまった。」
    「師匠は打ちひしがれてしまったに違いない。」
    「チョキとチョキにしておけばよかった。」
    などと想いを巡らせ、と同時に、小生の眼裏には、弟子に追い抜かれて意気消沈なされる師匠のお姿がありありと浮かんでおり、ところが、どうしても、小生は、ただただひたすらにやけ続けておりました。

    第三章 9月21日
    返信がなされないまま『続・なんもく村びれっじぴーぷる』が再度更新されました。
    小生は、大好物である鍋焼きうどんを、文字どおりエサにして、過不足なく出来上がりすぎた第一級の作品を作成し、磐戸秋祭りに想いを馳せつつ、はたまた、にやけながら送信させて頂きました。
    いや、にやけながら、送信させて頂いたつもりでおりました。

    第四章 9月28日
    師匠からの返信がなされない日々が、小生の脳裏に、眼をしょぼしょぼにさせながら腰を丸めぶつぶつ独りごちながらカンナを削る師匠の姿を浮かばせました。
    そのときです。
    マイワイフが、はやりのスマートフォンを掲げながら、「ねえ、ダーリン。美人先生からメールがきてるよ。『ここのところ、弟子から連絡がない』って師匠が心配してるみたいよ〜。どーする? ねえ、ダーリン」とカッパエビセンを頬張りながらアクビ混じりで申し立てました。
    小生は、スマートフォンの画面を覗き込むことなく、にやけながら師匠に電話を掛けました。

    最終章
    小生は、ここ半月あまり、「いかんな。いかんな。」と毒付きつつカンナを削る師匠を、独り勝手に想い浮かべておりました。
    ところが、実際には、小生がモバイルオンチであったがために、ここ2通の作品送信がなされていなかったことが判明したのです。
    決して下克上が達成された訳ではなかったのです。
    師匠は、弟子の作品に打ちのめされていた訳ではなかったのです。

    とは言え、皆様方には、乱文ながらも、我が師匠のお人柄が伝わったものと僭越ながら存じ上げます。

    弟子から幾度となく送信される世界平和のしらべたる謎かけに対し、ああでもないこうでもないと酷評しつつも、その実は、我が師匠は、弟子からの送信を待ち侘びていらっしゃったのです。
    でいらっしゃいながらも、ご自身で連絡されることがはばかれ、目をしばたたかせながら、声を上ずらせ、ヘコヘコしながら、美人先生にご依頼なさって、好敵手に至らんと成長著しい弟子からの連絡をお待ちになられていたのです。

    そうなのです。
    師匠は、シャイで不器用で淋しがりやさんであられるのです。繊細で、清らかで、実は大真面目なお方であられるのです。

    もっとも、そうでなければ、本業であられる『木工房かたじ屋』における数々の作品は生み出せません。あのきめ細やかな技術を打ち出せません。

    今から十年前、小生は、師匠に対し、おっかなびっくり、自宅中庭に置く樽型植木鉢の製作を依頼させていただきました。師匠は、やはり、それまでの生き様によってのものなのか、生まれ持ってきてしまったものなのか、一言二言のひねくれた文句を放言なさりつつも、小生が想い描いていた以上、いや、想像をはるかに凌ぐ出来映えの完璧なまでの作品をお作りくださったのです。

    納品して頂き、はや十年の月日が経ちます。その間、師匠の作品に対し、小生は何ら手入れをしておりませんし、前述のとおり、中庭に置かせて頂いておりますので、365日×10年間、雨露吹きさらし状態です。
    そんな極悪環境の下、師匠の作品は、色調こそ薄れるも、それはそれで良い味を醸し出しつつ、いまだに悠然と我が家の中心で光り輝いております。
    弟子などに負けてたまるかと言わんばかりに我が家に根付いております。
    我が師匠の腕は、その弟子の謎かけとともに超一級品なのです。

    今後とも、ぜひとも『佐藤道代ピアノ教室』を宜しくお願い申し上げます。

    返信削除
    返信
    1. 長すぎる。
      とにかく、ながすぎる。

      削除
  4. furogawaカッパ10/05/2017

    かたじや殿
    弟子  殿

    じわじわとニコニコ顔になり読んでしまいました。
    お弟子殿の人柄が表れているようで・・・・
    樽型植木鉢とはHP掲載されていたあの大きな鉢・・・?

    返信削除
    返信
    1. かっぱどの

      弟子宛のコメントは不要と心得てください。甘やかしてはなりません。
      あれには妄想の癖があり、いまだ「のび太」の域を抜け出すことが叶わない出来の悪い弟子となります。

      まあ、たまーに、キャッチャー前ヒットを放つこともありますが・・・。

      削除
  5. 御かっぱ 殿

    普段より、御かっぱ殿の文面を拝読させて頂いております。
    これまでの文面から、御かっぱ殿は、小生の大先輩であられること誤りないものと存じ上げます。
    小生のような若輩者に対し、お触れ頂き、心の底から恐縮致しております。
    小生が、いたらぬ謎かけもどきの乱文を綴らせて頂くようになった契機は、実のところ、御かっぱ殿のセンスある文章エピローグに感銘を受けたことに他ありません。
    今後とも、淋しがりやの我が師匠のことを宜しくお願い申し上げます。

    なお、我が師匠に作成して頂きました樽型植木鉢につきましては、御かっぱ殿のお示しのとおりでございます。

    返信削除
  6. かたじ屋殿
    御弟子 殿

    らじゃー!(^^)

    )

    返信削除

コメントはこちらからどうぞ。冷やかしも可